大倉桃山コースのガイドレポート

2021年
11月17日

愛難聴自主事業ウォーキング同好会御一行様ガイド

本日(11/17)のお客様は、愛難聴自主事業ウォーキング同好会17名の皆様です。コースはお客様の要望で、大倉公園内ガイド(茅葺門~休憩棟・防空壕~ひょうたん池)~桃山公園(井戸~竜神さん~風車モニュメント)を70分間で案内です。

午前9時50分に大倉公園茅葺門の前に集合し、ふるさとガイドおおぶの会長挨拶・愛難聴自主事業ウォーキング同好会会長挨拶をして頂いてからA班、B 班に別れてガイドを行いました。

まず、はじめに茅葺門です。

表門は、昭和54年(1979)、道路に面したところから、約80m北西の現在地に移動され大倉公園の入口の門となっています。現在の大倉公園茅葺門は中央間の桁行(けたゆき)2間半、奥行2間、両脇2間を部屋とする門です。正面の扉は、内開きの両開き板戸で、右脇に潜戸(片開き板戸)がある。門廻りの壁は白漆喰塗ですと説明しました。

次に休憩棟・防空壕に移動しました。

休憩棟には、太平洋戦争中、(昭和18~19年)に造られたとされる鉄筋コンクリート造りの防空壕が現存している。出入口は、休憩棟の床下にある。その規模は、高さ2.45m、東西4.1m、南北2.2m、その広さは約9.02㎡で、天井には換気用のパイプ跡があり、パイプは地上に突き出ている。大府市内はもちろん、愛知県内でも、現存する個人住宅の防空壕として珍しいものであると説明しました。

休憩棟については、この休憩棟は旧大倉和親別荘の客人をもてなす離れとして使われた建物で、大正期に小高い丘の上に建てられた入母屋造、平屋建の家屋です。平面はL字形で、部屋の配置が雁行形になっているのが特徴です。 庭を囲むようL字型に配置された部屋は、広縁でつながれており、欄間など随所に数寄屋風意匠が見られます。現在は、お茶会や盆梅展の会場として、多くの方に利用されていますと説明しました。

次にひょうたん池に移動しました。

ひょうたん池に設置された母子のカッパ像は、大府市と遠野市との交流の証とした、平成21年10月に遠野市から贈られたものです。その横に、令和元年10月25日に、あらたに、その父親のカッパ像が贈られてきて加わりました。その三人に大府市の特別住民票が発行されましたと説明しました。

次に桃山公園に移動しました。

この公園は、静かな住宅街に囲まれた小高い丘の上にある市民の憩いの広場です。なぜ、桃山公園と名がついたかと言いますと、大正〜昭和初期にかけて、大倉和親がこのガンジ山 (現桃山公園〜大倉公園を中心とした丘陵地) で桃園の経営を行ったのが始まりです。これらの桃の木を潤すすため、自然の風を利用した西洋揚水風車を設置し、灌漑用水を引いていました。その水源が井戸です。現在の風車は平成3年3月市制20周年記念事業として歴史の薫りある風車です。また、桃山公園には竜神さんが祀られていますと説明しました。

これで、本日のガイドは、予定どおり70分で終了出来ました。愛難聴自主事業ウォーキング同好会御一行様ご訪問有難う御座いました。またのご縁を期待しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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